帰国後、日本では脳振盪の理解が広まっていない現実に直面しました。
脳振盪によって苦しむ人がいなくなる社会を目標に、講演会などを通して啓発活動を行っています。
中本真也
Shinya Nakamoto
カナダ公認理学療法士
2024.12.6
2024.12.6
2024.12.6
中本真也
Shinya Nakamoto
カナダ公認理学療法士
スポーツ活動・転倒・交錯・交通事故などが
原因で頭部が振られる
(年齢など個人の状況により、脳振盪を引き起こす状況は異なります。)
MRI・CTなどの画像診断では異常がなく、軽い症状と診断され、経過観察のみとなる場合が多い。
脳振盪は脳への外傷による軽度な障害です。
MRI、CTといった画像診断では、出血などは見られませんが、めまい、ふらつき、吐き気、嘔吐、記憶障害、ボーッとする、怒りっぽくなるなど様々な諸症状が見られます。
脳障害の中では軽度に分類されますが、適切な経過観察や処置を怠ると、その後の運動などにより、軽度であった障害が重大なダメージとなり、最悪の事態を招く可能性をはらんでいます。
個々人それぞれの健康状態や環境で、色々な場面で様々な症状が見られるため、簡単に判断せず、慎重に経過を観察し適切に治療やリハビリを行うことが大切です。
日本の公衆衛生や医療レベルの高さは世界に誇れるのもです。
しかし、脳振盪においては、対処や重要性が医療業界でも十分に周知されておらず、適切に処置されないまま後遺症が残るなど、その後の生活への影響が残るケースが見受けられます。
スポーツトレーナーや医療従事者、一般の方々も正しい知識を身につけることが非常に大切だと考えています。
この問題意識を多くの方々と共有し、新しい脳振盪の常識を築いていけるよう活動しています。
各種講演を通して脳振盪の正しい理解と対処を広める活動を行なっています。
脳振盪の正しい理解を広める講演
企業、団体、教育機関、スポーツチームなどで実績
難しく思われがちな脳振盪ですが、皆様の環境、生活の中にも脳振盪のリスクや事案があります。聴講する方がイメージしやすく、できるだけ分かりやすく内容をお話しすることを心がけています。もしもの時に身近な人を助けられる知識を学びましょう。もちろん、専門家の皆様向けのより深い内容の講演も行なっています。
知ってるを使えるに変える実技講座
トレーナー、スポーツの指導者、医療関係者向け
実際に脳振盪の場面に直面した際に、必要かつ重要になる評価のスキルを実技を通して身につけます。
①国際的な評価指標SCATの実施体験
②前庭機能・眼球運動機能の評価
脳振盪の基礎から最新研究まで、オンラインで配信
一般の方から専門家までご参加いただけます
脳振盪の基礎知識のセミナーから、専門的な1つのテーマに絞ってお伝えするセミナーなど、包括的に情報発信しています。
アーカイブ配信で、多くのトピックに中から必要な情報を選んで、いつでも受講可能です。
また、スペシャルな専門家をお呼びすることもあり、より多くの経験や知識を共有しています。
企業の方針やご希望に沿ったカリキュラムを作成いたします。
脳振盪の基礎知識だけでなく、実際に脳振盪の評価や運動負荷テスト、リハビリテーションの内容など、包括的に学んでいただけます。